京都市西京区(
阪急上桂駅あたり)から
亀岡市篠町山本(
トロッコ亀岡のあたり)へ続く「
唐櫃越(
からとごえ)」と呼ばれる長い山道がありますが、その一部舗装区間のみを走るルートです。
沓掛山〜
みすぎ山を経由します。
沓掛山から
みすぎ山の山中に舗装路があるということは、ハイカーさんのブログ等を見て知っていたのですが、どうやって入るかが分かりませんでした。どこから入っても未舗装区間を通らざるを得ないのですが、未舗装区間が一番短くてすむルートがやっと分かりました。それが今回ご紹介するルートです。
ロードバイクの人でこの道を走ったことのある人はそれほど居ないのではないかと思います。自信を持っておススメする
マイナーロード中のマイナーロードです。
Google MapやYahoo!地図、マピオンなどには載っていません。
地図にない道です。

国道9号線の
老ノ坂トンネルの手前(
亀岡から来た場合はトンネルを抜けたところ)に
京都西山霊園の入り口があります。大きな看板がありますのですぐに分かると思います。ここに入っていきます。
国道9号線から曲がったところです。霊園の案内板が立っていたり係員がいたりするので
京都西山霊園の私道のように見えますが、この先には霊園以外に住宅地もありますので堂々と入って構いません。

霊園に突き当たりますのでこの角を右に進みます。左は霊園の中になります。

右手が住宅地、左手が霊園です。その間を上っていきます。

四叉路に出ます。左と正面の道は霊園内に入る道ですのでここを右に曲がります。ゴミステーションがある方向です。

住宅を右手に見ながらまっすぐ進みます。最後は突き当たりますのでそこを左に曲がります。すると・・

こんな感じの未舗装路が続いています。最初見た時「
ああこの道はダメだ」と思いました。

路面です。乗って進むのはとても無理ですのでもちろん押し歩きです。

上りが終わると左右に道が分かれますので右に進みます。

右に曲がったところです。荒れた平地が広がっています。もう道ではないように見えます。
最初にこのルートを散策した時にはここでもう先は無いだろうとあきらめてしまいました。
でも実はこの平地の奥にこんな入り口があります。
舗装路です。

舗装路を上っていきます。意外にちゃんとした道です。




しばらく進むとガードレールを流用した車止めです。

車止めの先にも舗装路が続いています。超えやすいように丸太が前に置いてありますのでそれを踏み台にして超えます。

車止めを超えたところです。結構ちゃんとした道です。

進んでいきます。


キレイな路面です。

さらに進みます。ゆるい上りです。





左手に緑色のフェンスが見えてきました。

フェンスの先は広場のようになっていますが何のための場所かは分かりません。この先にも道があるのかも知れません。

フェンス反対側には案内板です。
馬堀方面に進んでいます。

フェンスを左手に見ながら進んでいきます。

しばらく進むと左手にこんな標識がありました。篠というのは
亀岡市篠町篠だと思います。矢印方向どちらも登山道のような道でした。

右手の案内標識です。ここでも
馬堀方面に進んでいます。

どんどん進みます。こんな山の中にこんなキレイな道があるなんて驚きですね。



ちょっと落下物が多くなってきました。

左手に分岐している道があります。

こんな感じで未舗装です。

「
林道中の谷線」の終点でした。起点はどこにあるのでしょうか。機会があれば調べてみます。
(この道は後日MTBで再訪しました。
こちらの記事です。)

左には入らずまっすぐ先へ進みます。

いい感じですね。



路面です。下の舗装はしっかりとしていてキレイです。走行には問題ありません。

さらに進んでいくと右手に広場のようなところと、左下に下りていく道と正面に上っていく道が見えます。

正面に進む道はこんな感じのダートです。この道が最終的には
トロッコ亀岡のあたりまで繋がっているものと思われます。

右手の広場のようなところです。全面舗装されていますが何もありません。イメージ的には駐車場のような感じです。

広場の周囲を調べましたが他に道はありませんでした。

広場の奥から来た方向に振り返ったところです。

左側の下っている道はこんな感じです。舗装されています。進めそうです。

進んでみます。両側の草がかなりはみ出していて「進めるの?これ」という感じです。

道は下っています。

しばらく下ると舗装が無くなりました。

未練深くちょっと先まで押歩きしてみましたがずっとこんな感じでした。もう進めません。

広場に戻ってきました。広場手前あたりからの眺望です。遠くの山々がキレイです。

もうどこにも進めませんので来た道を戻ります。今回走った舗装区間はやっぱり山の中だけでした。面白いですね。何故ここだけ舗装されているのでしょうか・・
調べてみて分かりました。JR山陰線のトンネル工事の際に出た残土を処分するための道路として使われたそうです。そしてあの広場はダンプの駐車場だったとのことです。
今回は舗装区間に早くたどり着くということでこのルートでしたが、本当の唐櫃越は非常に長い山道です。本来の入り口は以下の3つだと思います。
1)JR山陰線の馬堀駅付近から入るルート(これはまだ未確認)
2)山田岐れから入るルート(ちょっと走ってみた画像があります。
こちらを参照してください。)
3)桂坂野鳥遊園から入るルート(入り口だけの画像があります。
こちらを参照してください。)
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