【九度山町】高野山森林鉄道跡(その4)下古沢〜上古沢(下古沢隧道/中古沢隧道)
- 2023/07/27
- 17:59
高野山森林鉄道跡の続きです。
国道370号線に出てからルートが良く分からなくなってしまい、下古沢(しもこさわ)から上古沢(かみこさわ)の間の区間を確認することが出来ませんでした。
「まあいいかな」と思っていたのですが、帰ってから調べてみるとこの区間には隧道が2つ残っているとのこと。これは見ておくべきと別の日に再確認に行ってきました。

2つ前の記事でハイキングコースが国道370号線に出るところです。
牛頭橋(うしかみはし)で不動谷川を渡ります。

国道370号線に出ました。

この先、ハイキングコースはしばらく国道を通ります。

地図ではここ。

国道に出て右に進みます。2つ前の記事で走った区間です。

この辺りから下古沢(しもこさわ)地区です。



紀州九度山真田砦という戦国グッズの販売や甲胄体験が出来るお店です。



入口はここ。左斜めに上っていく細い道があります。

下古沢という交差点です。

味のある交通安全のイラスト看板があります。

※前の記事のコメント欄で情報をいただいたのですがここは本来の軌道跡ではないようです。少し手前に国道脇から左斜めに上る場所があったようですが見落としていました。
狭いですが車道です。強めに上っていきます。


変則的な四叉路です。

ハイキングルートの案内です。

地図ではここ。ちょっとややこしいです。

左手戻る方向の道はこんな感じ。こちらはパスです。

右手の道はこんな感じ。こちらがハイキングコースの続きのようです。

正面に上っていく道は下古沢駅への道です。急です。

ハイキングコースからは外れますがちょっと駅を見ておきます。

激坂です。


到着しました。下古沢駅です。

1つ前の記事の上古沢駅とは違ってここは有人です。

中古沢橋梁展望デッキの案内図がありました。(クリックで拡大)
この時は中古沢橋梁が何か分からなかったのですが後で分かりました。
この記事では近くを通るだけです。別記事で改めてご紹介します。

よく見ると小さな字で「中古沢橋梁の展望デッキは経年劣化のため2023年1月30日に撤去いたしました」と書いてありました。
なんば方面のホームです。

駅から線路脇を進んでみます。

車道ではありません。

この道はパス。地図には載っていません。

ちょうど普通電車がきました。

駅側を振り返ってみました。

寄り道は終わり。変則的な四叉路まで戻ってきました。正面奥が下古沢駅でした。

右に進んでハイキングルートを辿ります。


道の下には少し民家があります。

道が分かれていました。

右の広い道はまた国道に出てしまいます。

特に案内はありませんが軌道跡はどう見てもこちらですね。

国道を見下ろしながら進んでいきます。

ボケました。


左手戻る方向に上っている道がありました。

車道ではありません。

下古沢駅への徒歩道でした。駅舎の奥、線路脇を下っていた薄暗い道ですね。

先に進みます。隧道入口が見えてきました。

下古沢隧道です。

中でゆるくカーブしています。

照明が付いていますので不気味さはありません。

この辺りは素掘りでコンクリート吹付です。


ここが本来の出口だと思います。落石防止のために少し延長してあります。

抜けました。

振り返ってみました。

先に進みます。

右手に下っていく道がありました。車道ではありません。国道へ降りる道です。

道なりに進みます。


この辺りは中古沢の集落です。


左手に分かれる道がありました。

左手の道はこんな感じ。多分南海高野線の線路脇に出ると思いますが未確認です。

道なりに進みます。



ちょっと雰囲気が悪いです。


別の道に斜めに合流しました。

真っ直ぐ奥はこんな感じ。

案内では通行止と書いてあります。

地図ではここ。
真っ直ぐ進む道は高野線を越えて行き止まりのようです。軌道跡ではありません。

いろいろなサイトなどを確認すると本来の軌道は矢印方向に進んでいたようです。
この先に橋があったようですが今は落ちているとか。
合流した道は軌道跡ではなくて古い木馬道のようです。

カクッと振り返って進みます。この道は軌道跡ではありません。

かなり急な下りです。湿った苔で滑ります。

別の道に合流しました。

右手です。
ハイキングルートを辿ることに拘らなければこの道から進んできても良かったようです。

ここにあった案内です。左がルートの続きです。

地図ではここ。ややこしいです。

左に進みました。

カーブ左手です。上に建物が見えています。民家でしょうか。


また分岐です。

左手の道は戻る方向に上っています。

真っ直ぐ道なりが軌道跡かと思ったのですが・・

案内ではこうなっています。左にぐるっと進むのがハイキングルートのようです。
上古沢駅もこの先です。

必ずしもハイキングルートが軌道跡をなぞっている訳ではないと思いますがとりあえず案内通りに進んでみます。
急な上りです。



グネっと上っていきます。


左斜めに分かれる道がありました。

ここはパス。


また左斜めに道がありましたがここもパス。



中古沢の集落です。

木で隠れていますが画像右手が今はやっていないドライブインがあったところです。
ピンク色の橋は中古沢橋梁への道です。後の記事で出てきます。

国道から見えている南紀白浜とれとれ市場の看板の真下です。

いい感じの道が続きます。


民家の一段上を進んでいきます。

道が分かれていました。

右は下り、左は上りです。

案内に従って左に進みます。軌道跡をなぞっているかどうかは分かりません。




右下に道が見えていました。
この道は別記事でご紹介します。中古沢橋梁への道です。


右に回っていきます。

これは民家でしょうか。

橋を渡ります。川ではなく跨道橋です。渕之上橋という名前です。

跨道橋の下の道です。

下の道の先に中古沢橋梁があるようです。ここからは見えません。
別記事でご紹介します。

先に進みます。


いい感じの切り通しを抜けます。





2つ目の隧道が見えてきました。

中古沢隧道です。

照明がありますのでライトは不要です。

中は素掘りのコンクリート吹付です。すぐに出口が見えています。


抜けると道が分かれていました。

振り返ってみました。画像左手の道は旧・木馬道とのこと。

角にあった案内です。左に進むのがルートのようです。

地図ではここ。ハイキングルートに拘らなければ右から進んできても構いません。


この辺りはもう上古沢の集落です。

右手の景色です。

ゆるく上って集落を抜けていきます。







ちょっと勾配強めです。

近所の方が散歩中でした。


見覚えのある場所に出てきました。

振り返ってみました。
1つ前の記事でここが駅への道?と驚いた場所です。

この案内板があったところです。

この上が上古沢駅です。

地図ではここ。繋がりました。

この記事で走った区間はちょっとややこしいです。一部軌道跡が消失しているところや古い木馬道もあったりでハイキングルートが必ずしも森林鉄道跡をなぞっている訳ではありません。
注意して観察していればいろいろと発見があったかも知れません。
国道370号線に出てからルートが良く分からなくなってしまい、下古沢(しもこさわ)から上古沢(かみこさわ)の間の区間を確認することが出来ませんでした。
「まあいいかな」と思っていたのですが、帰ってから調べてみるとこの区間には隧道が2つ残っているとのこと。これは見ておくべきと別の日に再確認に行ってきました。

2つ前の記事でハイキングコースが国道370号線に出るところです。
牛頭橋(うしかみはし)で不動谷川を渡ります。

国道370号線に出ました。

この先、ハイキングコースはしばらく国道を通ります。

地図ではここ。

国道に出て右に進みます。2つ前の記事で走った区間です。

この辺りから下古沢(しもこさわ)地区です。



紀州九度山真田砦という戦国グッズの販売や甲胄体験が出来るお店です。



入口はここ。左斜めに上っていく細い道があります。

下古沢という交差点です。

味のある交通安全のイラスト看板があります。

※前の記事のコメント欄で情報をいただいたのですがここは本来の軌道跡ではないようです。少し手前に国道脇から左斜めに上る場所があったようですが見落としていました。
狭いですが車道です。強めに上っていきます。


変則的な四叉路です。

ハイキングルートの案内です。

地図ではここ。ちょっとややこしいです。

左手戻る方向の道はこんな感じ。こちらはパスです。

右手の道はこんな感じ。こちらがハイキングコースの続きのようです。

正面に上っていく道は下古沢駅への道です。急です。

ハイキングコースからは外れますがちょっと駅を見ておきます。

激坂です。


到着しました。下古沢駅です。

1つ前の記事の上古沢駅とは違ってここは有人です。

中古沢橋梁展望デッキの案内図がありました。(クリックで拡大)
この時は中古沢橋梁が何か分からなかったのですが後で分かりました。
この記事では近くを通るだけです。別記事で改めてご紹介します。

よく見ると小さな字で「中古沢橋梁の展望デッキは経年劣化のため2023年1月30日に撤去いたしました」と書いてありました。
なんば方面のホームです。

駅から線路脇を進んでみます。

車道ではありません。

この道はパス。地図には載っていません。

ちょうど普通電車がきました。

駅側を振り返ってみました。

寄り道は終わり。変則的な四叉路まで戻ってきました。正面奥が下古沢駅でした。

右に進んでハイキングルートを辿ります。


道の下には少し民家があります。

道が分かれていました。

右の広い道はまた国道に出てしまいます。

特に案内はありませんが軌道跡はどう見てもこちらですね。

国道を見下ろしながら進んでいきます。

ボケました。


左手戻る方向に上っている道がありました。

車道ではありません。

下古沢駅への徒歩道でした。駅舎の奥、線路脇を下っていた薄暗い道ですね。

先に進みます。隧道入口が見えてきました。

下古沢隧道です。

中でゆるくカーブしています。

照明が付いていますので不気味さはありません。

この辺りは素掘りでコンクリート吹付です。


ここが本来の出口だと思います。落石防止のために少し延長してあります。

抜けました。

振り返ってみました。

先に進みます。

右手に下っていく道がありました。車道ではありません。国道へ降りる道です。

道なりに進みます。


この辺りは中古沢の集落です。


左手に分かれる道がありました。

左手の道はこんな感じ。多分南海高野線の線路脇に出ると思いますが未確認です。

道なりに進みます。



ちょっと雰囲気が悪いです。


別の道に斜めに合流しました。

真っ直ぐ奥はこんな感じ。

案内では通行止と書いてあります。

地図ではここ。
真っ直ぐ進む道は高野線を越えて行き止まりのようです。軌道跡ではありません。

いろいろなサイトなどを確認すると本来の軌道は矢印方向に進んでいたようです。
この先に橋があったようですが今は落ちているとか。
合流した道は軌道跡ではなくて古い木馬道のようです。

カクッと振り返って進みます。この道は軌道跡ではありません。

かなり急な下りです。湿った苔で滑ります。

別の道に合流しました。

右手です。
ハイキングルートを辿ることに拘らなければこの道から進んできても良かったようです。

ここにあった案内です。左がルートの続きです。

地図ではここ。ややこしいです。

左に進みました。

カーブ左手です。上に建物が見えています。民家でしょうか。


また分岐です。

左手の道は戻る方向に上っています。

真っ直ぐ道なりが軌道跡かと思ったのですが・・

案内ではこうなっています。左にぐるっと進むのがハイキングルートのようです。
上古沢駅もこの先です。

必ずしもハイキングルートが軌道跡をなぞっている訳ではないと思いますがとりあえず案内通りに進んでみます。
急な上りです。



グネっと上っていきます。


左斜めに分かれる道がありました。

ここはパス。


また左斜めに道がありましたがここもパス。



中古沢の集落です。

木で隠れていますが画像右手が今はやっていないドライブインがあったところです。
ピンク色の橋は中古沢橋梁への道です。後の記事で出てきます。

国道から見えている南紀白浜とれとれ市場の看板の真下です。

いい感じの道が続きます。


民家の一段上を進んでいきます。

道が分かれていました。

右は下り、左は上りです。

案内に従って左に進みます。軌道跡をなぞっているかどうかは分かりません。




右下に道が見えていました。
この道は別記事でご紹介します。中古沢橋梁への道です。


右に回っていきます。

これは民家でしょうか。

橋を渡ります。川ではなく跨道橋です。渕之上橋という名前です。

跨道橋の下の道です。

下の道の先に中古沢橋梁があるようです。ここからは見えません。
別記事でご紹介します。

先に進みます。


いい感じの切り通しを抜けます。





2つ目の隧道が見えてきました。

中古沢隧道です。

照明がありますのでライトは不要です。

中は素掘りのコンクリート吹付です。すぐに出口が見えています。


抜けると道が分かれていました。

振り返ってみました。画像左手の道は旧・木馬道とのこと。

角にあった案内です。左に進むのがルートのようです。

地図ではここ。ハイキングルートに拘らなければ右から進んできても構いません。


この辺りはもう上古沢の集落です。

右手の景色です。

ゆるく上って集落を抜けていきます。







ちょっと勾配強めです。

近所の方が散歩中でした。


見覚えのある場所に出てきました。

振り返ってみました。
1つ前の記事でここが駅への道?と驚いた場所です。

この案内板があったところです。

この上が上古沢駅です。

地図ではここ。繋がりました。

この記事で走った区間はちょっとややこしいです。一部軌道跡が消失しているところや古い木馬道もあったりでハイキングルートが必ずしも森林鉄道跡をなぞっている訳ではありません。
注意して観察していればいろいろと発見があったかも知れません。
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