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麻生津峠(おうづとうげ)から
飯盛山(いいもりやま、746m)の山頂を目指すルートです。
凶悪な激坂、
荒れた別荘地、
廃ホテル、
宗教関連施設のお城、そして
最深部の・・・狭いエリアですがこのブログの読者の方ならお好きな要素が
ぎっしりと詰まっています。
廃墟マニアさんや心霊系などその筋の方のブログやサイトを拝見していて実際にこの目で見たいということで訪問してきました。
暗くなってからは行かないほうがいいです。
※訪問日は昨年9月の終わりです。
ちょっとだけ下った
県道120号を上り返して
麻生津峠(おうづとうげ)まで戻ってきました。

いよいよ本来の目的の道にはいります。画像右手の
見るからに凶悪な激坂です。

地図では赤矢印方向です。
何故か1車線道路として描かれていますがそんな道にはとても見えません。
調べてみたのですが
紀の川市の市道ではありません。

画像だと分かりにくいですが上り始めちょっとの部分の勾配がかなり強いです。
ここからのゼロスタートはe-MTBとはいえ厳しいです。
少し手前から助走をつけて最大アシストで突入・・
前輪が浮きそうになります。蛇腹模様の滑り止めがついていますが自転車的には意味がありません。
非力な原付とかだと登れないんじゃないでしょうか。

片手で写真を撮りながらだとかなり怖いです。

この辺り冬はどんな感じか分かりませんが雨の後で凍結していたら車でも危険だと思います。
一旦止まると再発進は困難ですので一気に上ります。
右手に水道関係の施設がありました。

簡易水道の施設ですが
紀の川市水道部の管理です。

ちょっとだけ勾配が緩んで「
超激坂」が「
激坂」になりました。
舗装はボロボロ。路面が荒れてきました。

うわぁ・・




上りが一旦終わったようです。

左手が道っぽい感じでしたが未確認です。

道の脇にこんな階段が付いているところもあります。

この辺りからは別荘地の区画のようです。

建物が見えます。

壊れた天井裏には大きなスズメバチの巣が・・

木に隠れて分かりにくいですが壁面に
赤い十字架が見えます。
帰ってから調べてみるとここは
飯盛山祈祷院という日本キリスト教会系の施設だったようです。


左手戻る方向にこんな道がありました。
笠田方面との案内です。

赤矢印方向の道です。
面白そうなので帰りに走ろうかと思っていましたが別の道で下ってしまったので未確認です。

進むのは道なり真っ直ぐです。
神路原神社(こうろばら)への案内がありました。
この記事の後半や別記事で出てきますが一般的な神社ではありませんでした。

これは何かの受付棟でしょうか。昔は人がいたのかも。
また激坂です。
左斜めに道っぽいものがありましたが未確認です。舗装はされていません。

グイグイ上っていきます。

別荘的な建物があちこちにあります。

売り区画もあります。


自然に還ろうとしている物件です。

ワゴン車ですが車種は何でしょうか。

かなり楽になりました。

何かの小屋です。


売土地です。

またまた激坂。
画像では分かりにくいですが倒壊した建物です。

奥にも建物が見えます。入口らしき橋のようなものもあります。

この辺りにも別荘があったのかも。門柱だと思います。

よく見るとあちこちに建物があります。
どれも現役感はゼロ。

それぞれの建物には入る道があったはずですが草木に埋もれてよく分かりません。

ちょっと構図失敗しましたがこの先で道が
左右に分かれています。

左はこんな感じ。
神路原神社の案内は右です。こちらに進みます。

地図ではこの分岐点です。

出ました。
廃ホテルです。
訪問時には気づかなかったのですが壁面の模様は
赤い十字架ですね。
ホテル飯盛山荘です。

入口です。ガラスは割れています。

何故かランドセルが沢山。

ちょっとだけ中に入ってみました。ここはロビーだった場所でしょうか。
ここにもランドセルが大量にありました。

このソファー、夜中に危ない人達がたむろして集会とか行っていた感じ。(妄想です)

左奥です。落書きだらけ。
廃墟マニアではないのでこれ以上は入りません。日中で明るいので不気味感はあまりありません。

外に出てきました。右奥に変な建物があります。

男湯と読めます。多分左が女湯です。ここは浴場跡ですね。
かつては
薬草かまぶろ温泉があってそれなりに人気があったようです。

これは展望所でしょうか。丸いものは何でしょう。

ネット記事の請け売りですが元は宗教関係の宿泊施設だった場所(かも)ということです。
それを改築して
ホテル飯盛山荘になったとか。
2007年のブログ記事が見つかりました。(
こちら)当時の雰囲気が分かります。
廃業時期は不明ですが2010年ごろまでは営業されていたようです。廃墟マニアさんとか心霊系のブログとかいろいろな方が記事にしていますので検索してみてください。
噂レベルの話が多くてそのものズバリの情報には辿り着けていません。
廃墟マニアさんなら半日ぐらい時間を潰せそうな場所ですが先に進みます。

時計は止まったまま。

これもホテル関係の施設でしょうか。


ちょっと下ってまた上ります。


電話番号で調べると堺市の建設会社でした。建物はありません。


左手にあった物件です。
元は3階建だったのでしょうか。枠だけ残っています。

あ。電波塔です。

これは現役ですね。割と新しい感じです。

あまり見たことがない形です。
紀の川市とお隣の
岩出市で構成される
那賀消防組合のものでした。

これは発電設備です。

先に進みます。


左手です。ここは現役でお住まいのようです。
テレビの音が聞こえていました。

この先で下りに変わりました。

しばらく何もありません。

両側が明るいので尾根道的なところです。

上りに変わりました。

右手の重機の奥に下っていく道のようなものがありましたが未確認です。
地図には載っていません。
また激坂です。
すぐに落ち着きました。
飯盛城との案内がありました。
画像では分かりにくいですが奥で二手に道が分かれています。

左はこんな感じ。ゆるく下っています。
神路原神社方面です。この道は別記事でご紹介します。

地図ではこの分岐です。

右の道に進みました。

何かの小屋です。別荘ではないと思います。
見えてきました。飯盛城です。

舗装が終わりました。

右手に立っていた案内板です。(クリックで拡大)このお城を含めて宗教法人の施設です。

ここからの景色(北)です。ちょっと手前の木が邪魔です。
標高は670mちょっと。それほど高い場所ではありません。

外壁はちょっと汚れてきています。
神路原神社 飯盛城と書いてあります。
ここが正門ですが施錠されています。中には入れません。
画像右手の箱には宗教法人の機関紙が入っていました。

隙間から覗いてみました。

このお城は歴史があるものではなく宗教法人の開祖が祀ってあるようです。
「宗教」と戦や権威の象徴である「城」、
かなり違和感があります。この宗教法人に関しては次の記事でもう少し詳しく書きます。
(
個人的な感想ですがちょっと胡散臭い感じ・・)
まだ道は続いています。
この先は行き止まりと書いてあるブログもあるのですが奥に
もっとすごい場所があります。

コンクリート舗装の急な下りです。
草木に埋もれて道が見えません。車はもう入っていませんね。突入・・

上りになりました。


舗装が終わって下りに変わりました。
頭上には電線です。
間違いなく奥に何かあります。
画像では分かりにくいですが分岐です。

左はこんな感じ。
車道かもしれませんが未確認です。奥は草木に埋もれています。

道なりに進みます。飯盛山山頂への案内板です。

ゲートがありました。施錠されています。
車を止めたいだけだと判断して無理やり脇を抜けました。

まだ車道が続いています。上りです。



ちょっと下って・・

うわぁ・・
とんでもない勾配です。


ボケました。

またゲートです。自転車を通しにくいので
ここからは歩いていきます。
まだ車道ですね。舗装されています。

あ、電波塔でしょうか。

小さな局舎です。

アナログですね。
紀の川市防災行政無線の
飯盛山中継局でした。
地図にも記号が載っていますが現役かどうかは不明です。

まだ道は続きます。


道が終わったように見えます。これは何でしょう。

山頂まで0.2kmの案内です。登山道としては入っていい道のようです。

左に道が続いていました。もう舗装されていませんが車の轍があります。

もうこの先は車道としては厳しいかも。

ボケました。
奥に何か見えてきました。
何でしょうか。フェンスで囲われているので入れません。

長い木の階段が付いています。

フェンス沿いを下りながら見上げてみました。

もう少し下から。

神殿のような感じです。それほど古くはなさそうですが登ることは出来ません。
こんな奥にどうやって建築資材とか重機とか持ち込んだのでしょうか。

外灯もありました。

戻るときに再確認すると施錠されているように見えましたがカラビナで止めてあるだけでした。
入ってもいい場所なのか分かりませんので開けていません。

地図ではこの辺り。標高は山頂よりちょっと低い708mほど。
山頂の三角点は
二等三角点 飯盛山(いいもりやま)です。

山頂はもう少し上ですがどうしても見たい訳ではありませんのでここまでにします。

帰る時に
飯盛城の前にあった案内板を再確認すると最深部にあったものは
御本殿と書いてあります。
道などは描かれていません。常時参拝することを想定したものではないかも知れません。
仮殿や拝殿がもう少し下にあるようです。(次の記事に出てきます。)
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