買ってしまった・・

次の記事を書く前に告白しておきます。
物欲に負けてついに買ってしまいました、久々のニューマシン。e-MTBです。



買ったのは少し前です。これまでの記事の中でキツイとか超激坂とか心が折れるとか書いていたところも実際はアシストで楽々だったところもあります・・演出ということでご勘弁を（笑）

一年ほど前からあちこちでキツイ上りに出会う度に、このキツさが解消されるとして幾らなら払える？ここは300円、これなら2,000円ぐらい？ここなら5,000円だすぞ、とか頭の中で考えるようになりました（笑）
平均して１箇所1,000円ぐらいで月に数回乗って最低でも３年ぐらいは乗るとして・・とかビンボくさい計算をしたりしていました・・まあ全然元はとれない価格なんですけど。

オフロードバイク関係の方のブログをよく拝見するのですが、１日で広い範囲を移動しながら長い林道を回って支線などにもガンガン突っ込んだりしていて羨ましいなあとも思っていました。

どこのメーカーのどのマシンを買ったかは伏せておきますが、老舗ブランドのハードテイルモデルです。ハイエンドのフルサスモデルにはとても手が出ませんでした。
製品レビュー的なことをこのブログで書いても仕方ないのでしばらく乗って感じたことを書いておきます。

＜買って良かった点＞

■上りが楽

これは当たり前なので省略。花山院だろうが善峯寺だろうがあの暗峠だって無問題です。

■ルートの自由度が高くなった

これが私的には最大のメリットです、
これまでは「ココに車を置いてココとココを回って戻ってくる」とか考える時に、なるべく後半に上りがこないようにしたりとか、峠を越えてしまうと戻ってくるのが大変だなあとか、長い林道なら何日かに分けて、とかいろいろ頭を悩ませていたんですが、この制約から開放されました。

いったん下ってからの上り直しやある程度の長距離も苦になりません。気にするのはバッテリーの残量だけ。

これまでは探索が面倒だった支線やパスしていた枝道などにも気にせず入って行けるようになりました。

■自分の下手さが再認識できた

キツイ上りが楽になったのは当たり前なんですが、上りじゃなくてもこれまで押していたような木の根エリアとか石ゴロゴロエリアとかでの乗り方がいかに下手だったか分かるようになりました。

アシストモードの一つにeMTBモードというのがあるのですがこれが秀逸で、単純にアシストするだけじゃなくてパワーを抜くところは抜く絶妙なコントロールでうまくなったような気にさせてくれます。

いままでは途中での失速が怖くて踏み込みが足らなかっただけでした。脚力じゃなくて気持ちで負けていたんですね。

■MTBなら日本の法規制はあまり関係ない

電動アシスト自転車の日本での法的な規制は、アシストは時速24kmまで、人力とのアシスト比は1;2、というもので実際のところどうなんだろうと思っていましたが杞憂でした。スピードを楽しむロードバイクじゃないので全く問題ありません。長い舗装林道などではもう少し、ということはありますが山の中では十分すぎます。MTBは電動アシストに向いているんじゃないでしょうか。

＜いまイチな点＞

■デカい・重い

デカい！これはe-MTBだからということではないですが、これまでは26インチで車にタイヤを外さずに立てて載せられたのですが、29インチになったので寝かさないと入らなくなりました。次の車はもう少し大きなものにしようかなと思っています。

重い！これは駆動ユニットやバッテリーが重いので当たり前ですが長い担ぎは無理です。倒木エリアを担いだりくぐったり、モジャモジャになっているところを通したりすることも難しくなりました。これまでは突っ込んでいたところもこれからは諦めるようになるかも。

■自分ではイジれない

これまでは自分でパーツ交換とかメンテナンスとかをしていたのですが、肝心の駆動系には手出しできなくなりました。知らなかったのですが法的な問題で建前上は完成車の状態のまま乗らなきゃいけないようです。駆動系以外のカスタマイズは構わないと思いますが、アシスト動作に影響のあるホイール、ギア周り、クランクなどはNGだと思います。まあ街中を走っていて警官に止められるようなことはないでしょうけど。

■バッテリーが切れると終わり

バッテリーが切れてもそれなりに乗れるんじゃないかと思っていたのですが重量のせいか苦行です。下りにしか使えません。
とは言っても今の乗り方だと相当な激坂で酷使しない限り丸一日遊んでも大丈夫です。
一応予備のバッテリーも１本買って車に積んでいますがまだ使ったことはありません。

あ、予備バッテリーをリュックに入れてとか買う前は考えていたのですが、バッテリー重量だけで３kgぐらいありますので現実的ではありませんでした。

■取扱いに気を使う

これまでは適当にゴロンと転がしたり水たまりに浸かろうが泥まみれになろうが気にしなかったのですが乱暴な扱いはできなくなりました。

■ちょっと後ろめたい

他の自転車乗りに出会った時などズルをしているみたいでちょっと後ろめたいです（笑）
まあ人は人。目指しているものが違うのでどうでもいいんですが。

ハイカーさんに出会った時もちょっと気を使います。まだ認知度が低いのでモーター音がすると怪訝な顔をされるときがあります。ハイカーさんが見えたらアシストを切る、というのがいいかも。道を譲るのは当たり前ですが。

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これからはe-MTBの出番が多くなるかと思います。私のように道の探索がメインの場合は最強の道具かも。なんと言っても基本は軽車両、押せば歩行者ですのでオフロードバイク乗りの方もぜひご検討を・・

記事中に今日は普通のMTB、今日はe-MTBとかいちいち書きませんが、キツイとか書いていてもホントは楽してるんじゃないのとか思って読んでくださいね（笑）

次の記事から電波塔祭り2020、始めます。